普段、あなたはノートやメモを手書きでとっていますか?
それともパソコンでとっていますか?
最近、わたしは手書きするようにしてみました。
手書きにしてみて感じたことを書いていきます。
なぜ、手書きを始めてみたか?
『アウトプット大全』という本の中で、手書きでメモをとると記憶に定着しやすい、ということが書かれていました。 それを、とりあえず試してみようと思い、手書きを始めました。
今まではどうやっていたか?
今までは Dyanlist というアプリを使ってメモをとっていました。
Webエンジニアという仕事上、常にパソコンに向かって作業しているのでモニターから視線を動かさずにメモをとれることもあり、特に不自由はありませんでした。
手書きしてみてどうか?
手書きで不便と感じた点は
- 時間がかかる
- スペースが限られてしまう
の2つで、良いなと思った点は
- 図や矢印で関連性を表現しやすい
- モニターが1つ増えたように扱える
です。
気になった点の2つはデメリットと捉えていましたが、
ちょっと考えてみると逆にメリットなのではないか、と思うようになりました。
手書きのデメリットは、むしろメリット?
まずは、時間がかかる、という点についてです。
書くのに時間がかかるということは、その内容について考えている時間も長い、ということです。
パソコンの場合は2,3秒で書き終わるようなメモでも、手書きなら10秒程度かかります。
ペンを動かしている最中はそのことについて考えているわけです。
時間がかかっている時間をかけている分、手書きの方が深く考えられるようになり、メリットになると考えています。
次に、スペースが限られている、点についてです。
私はA5ノートを使用しているので、わりとすぐにページが埋まってしまいます。
書くスペースが少ないということは、書くことを厳選しなければならない ということです。
ノートには重要なことがだけが残るので、見直しやすくなります。
時間がかかる、スペースが限られている、両点に共通することですが、
時間とスペースに制限があるので自然と重要な部分だけを書くようになり、情報の取捨選択が行われます。
パソコンの場合は、素早く書ける、かつスペースが無制限なので、とりえあずメモとして残せてしまいます。
すると見返した際に情報が多すぎて本当に重要な部分が分かりづらくなる、ということが起きます。
手書き特有の制限がデメリットではなくメリットとなり、メモとしての効果が高くなるのではないでしょうか。
まとめ
手書きのデメリットになりそうな部分が、自分にとってはむしろメリットなのではないかと考えているので、
もうしばらく手書きをメインにしてみるつもりです。
冒頭で紹介した『アウトプット大全』にも書かれていることですが、
抽象のアナログ、具象のデジタル
という使い分けは、個人的にかなりしっくりきています。
アナログな手書きとデジタルなアプリ、どちらが良いというわけではなく状況に合わせて最適な方法で取り組むのが一番効率が良いと思います。
今までの方法に固執するのではなく、より良いものを試して柔軟に吸収することが大事ですね。